ひとり社長の備忘録

小さな会社経営・自由に暮らすひとり社長のブログ

祖父の軌跡

祖父の軌跡につき、記録の為にも書いておこうと思いました。

私の父方の祖父は、戦争により若くしてこの世を去りました(28歳になる9日前でした)。父が生まれる少し前に戦争に召集され、帰還することなく戦死してしまった為、父は祖父の実際の姿を一度も見る事はなかったそうです。

祖母も戦争により、出会って1年も満たずに祖父と離別してしまった為、祖父がどんな人だったのか?ということは一緒に過ごした時間が余りにも短かったので理解できていなかったようでした。そして祖母も他界してしまいました。

11年前に百田尚樹氏の「永遠の0」を文庫で読んだ時に、父も私も祖父の事をほとんど知らない現実を認識しました。

当時、本の内容に沿って厚生労働省へ問い合わせてみたのでした。

結果、父も祖母も知らなかった事実がいくつか判明したのでした。

昭和19年1月に召集。(父は昭和19年1月生まれ)

独立自動車第32大隊第一中隊(衛生部隊)に所属。

昭和19年4月8日、中華民国派遣命令を受け、駐屯地出発

昭和19年4月12日、山海関通過、中国派遣軍総司令官の指揮下へ入る

昭和19年5月6日、湖北省湖口通過

昭和19年5月7日、湖北省石炭炭密上陸、同日、湖北省武昌到着

昭和19年5月7日、第11野戦輸送司令官の指揮下に入り、当時日本軍最大の作戦だった大陸打通作戦の萌末湘桂作戦及び反転作戦に参加

昭和19年12月6日、中国湖南省の病院で他界(記録では死因は栄養失調とのこと)

祖父が亡くなる約1ヶ月前に祖父が祖母に送った「はがき」が1通見つかりました。

祖父を生で感じることができる形見はこれだけです。

色々と調べると、祖父が所属していた独立自動車第32大隊第一中隊が書かれた本があるようなので、現在取り寄せ中なのです。

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