ひとり社長の備忘録

小さな会社経営・自由に暮らすひとり社長のブログ

労働者のち経営者のちフリーランス

周りを見ていて感じることですが、経営者になり従業員を雇うようになると人格が変わっていくような気がします。恐らく立場がそうさせるのでしょう。

普通の経営者というのは、従業員を下に見ています。如何に従業員から沢山搾取するか、如何に自分が楽して儲けるか、如何に従業員を効率よく使ってやろうかと、頭がいっぱいです。

会社の負債を個人保証し、売り上げが無くても給料を払い、支払った給料は安いと言われ、ボーナスが無いとか、有給をくれだとか、外では会社の愚痴ばかり言われる始末では、経営者が卑屈になっても仕方ありません。同情の余地ありです。

雇われたことしか無い人は、こういった苦労は理解できないでしょう。そもそもそんな苦労はしたくないから、経営者ではなく労働者として生きているのだと言われそうです。

経営者と労働者は仲良く振舞ってはいますが、仮面の下では「労働者は経営者にいつも責任を問い、保証を求め」、「経営者はそんな労働者から利ザヤを稼ぐ」のです。労働者は給料に見合う最低のパフォーマンスで仕事をし、経営者はリスクを盾に労働者のケツを叩き、ラクして儲けようとします。冷めたもので、仕事と金銭だけで繋がっている関係です。しかし、それで良いのだと思うのです。自分が選んだ人生だからです。

その点、フリーランスは健全です。文句を言う相手が居ないからです。責任は自分で取るしかありませんし、人のせいにもできません。自分で勉強して自分で仕事をしなければなりません。普段からニコニコしていなければお客様が近寄ってくれません。性格も思考も常にアップグレードしなければなりません。言い訳はできません。

唯一の欠点は、ひとりではレバレッジが利きません。しかし、レバレッジを人ではなくシステムで利かすことができれば文句なしです。

自分に合ったスタンスを選択できれば幸せに生きられる確率は高くなると思うのです。

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