日本人は流行りに慎重というか、疎いというか、中々奥手で勢いがありません。高度成長期いわゆるバブル期の頃は欧米から様々な文化や娯楽等が輸入され、日本人も大いにその流行に歓喜し、受け入れた事例があります。
ボーリング、ビリヤード、ダーツ、スキー、スノーボード、サーフィン、ゴルフ、ファミレス、外食、外車ブーム、クラブ・ライブ・コンサート等、古くから日本に根付いていたものもありますが、多くの国民を巻き込む程の一大ブームになったのは、巧みな宣伝効果や、景気の良さに裏付けられた国民の楽観的な元気が源泉だったような気がします。
バブル崩壊後の失われた２０年では、多くの国民(年代問わず)を巻き込むような一大ブーム的なものは(スマホ)iphoneくらいではないでしょうか。ヨガ、フィットネス、SAP、ロードバイク、トレッキング…等も流行りはしましたが、いまいち限定的で勢いに欠けます。
もしかすると、今後はリアル世界の体を動かすものなどは時代遅れになり、ネット世界でしか一大ブームは起こらないのかもしれません。また、若い世代はネットの世界で我々世代はリアル世界でブームを享受する世の中になってしまったのかもしれません。
流行り一つを取ってみても、「リアル世界」は成熟期から衰退期へ、「ネット世界」は導入期から成長期へ移行しているのであれば、商売やお金儲けを考えてみても、やはり今後はネット世界に分があることは間違いなさそうです。
時代に取り残された老人にならぬよう、常にアンテナを張っていようと思うのです。
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