ひとり社長の備忘録

小さな会社経営・自由に暮らすひとり社長のブログ

危険な廃材

こども達の成長に伴い、自宅が手狭になってきました。決して大きくない戸建のうえ、1階部分の1部屋を会社事務所として使用しているため、キツキツの居住空間なのです。

賃貸併用住宅部分の1ルームを妻が使用しておりましたが、検討の結果、自宅として使用することにしました。そして、先日、自宅部分の壁を壊し隣の部屋と行き来できるように改装して頂きました。これで少しの間は凌げるのではないかとほっとしております。

壁を壊した時に出る石膏ボードの廃棄費用がけっこう馬鹿になりません。区でも都でも受け入れはしておらず、産廃屋に依頼するか、自分で中間処理場へ持ち込むかどちらかの方法しかありません。

「1立方メートル」を漢字で書くと「1立方米」、1リューベと読み、水であれば1トンの重さになります。1リューベあたりの廃棄料が安くて3万円~高くて5万円位するのです。

どうして廃棄料が高いのかを調べていくうちに、意外な事実を知りました。

石膏ボードというのは酸素が不足する状態になると硫酸還元菌が働きだし、しまいには有毒な硫化水素を発生させるらしいのです。

過去に東横イン松江駅前で、地下配管室で発生した硫化水素が漏れ、8人が病院で手当てを受ける騒ぎがありました。地下配管室に経費節減のために不法投棄された石膏ボードが雨水などと化学反応を起こし、有毒ガスの硫化水素が発生したようで、配管室からは致死濃度の3倍近い2000PPMの硫化水素が検出されたようなのです。

そうであれば台風の被害等で床上浸水した住宅は非常に危険なのでは?と新しい疑問も浮かびました。

自宅をプチ改装したお陰で、石膏ボードの廃材を安易に放置しておくと大変危険だということを知ったのでした。適切に早く処分するのが得策というものです。

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