ひとり社長の備忘録

小さな会社経営・自由に暮らすひとり社長のブログ

神道と仏教

私自身も今まで神道と仏教が頭の中でごっちゃになっておりました。元来、日本人は神道を重んじておりましたが、良くも悪くも外来の仏教を取り入れることに成功し、キリスト教など、他宗教も是とする、なんとも緩い宗教観を持っています。

明治維新産業革命の時も発揮する、いわゆる「良いと思えば何でも取り入れる」という感性は、日本人特有のDNAなのではないかと思うのです。

幼い頃に「うちは仏教だから」という大義名分を掲げてクリスマスプレゼントを否定していた親の言葉を聞いて「うちは仏教なんだ」と勝手に思い込んでおりました。

しかし、七五三やお祭り、大晦日等の節目には神社に行くのです。ご先祖様は仏教の戒名を頂き、お盆の時の墓参りでは線香を焚きます。

雷門で有名な浅草でも、浅草寺浅草神社が同じ敷地内に共存しております。

一陽来復」で有名な早稲田の穴八幡宮の隣には「一陽来福」で有名な放生寺が仲良く建っております。

私の知る日本人の宗教観を一言でいえば「支離滅裂」なのです。しかし、悪い事とは思いません。意外に適当なところは日本人特有の持ち味だからです。

神道を現代語に訳せば「その辺、至る所に神様がいるよ」=「八百万の神」=「天罰が下ることなく平和で神様ありがとう」=「これからも宜しくね」という考え方です。

あれ駄目、これ良い、などの教えは無く、白黒の境が曖昧なグレーゾーンと言った感じです。教えが無いので、伝え方も緩く、知っている人が少ないという現状でもあります。

せっかく日本人に生まれたのであれば、その適当さも大切に、自分なりの神道を目指して行こうと思うのです。

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