ひとり社長の備忘録

小さな会社経営・自由に暮らすひとり社長のブログ

想い出

約1年ぶりに同業者の方から連絡を頂きました。新年のご挨拶です。

その会社は歴とした不動産会社ですが、親会社が金融系いわゆる街金で、いつもややこしい案件を投げてくれます。

わが社で所有している物件のいくつかはその方からの紹介物件です。

その昔、実家を担保に金を借りたドラ息子が借金を返済できずに実家を売却されてしまうという案件がありました。その実家には高齢の母親が住んでおり、実家の売却=借金返済とともに半ば強制的に退去させられてしまったのでした。

引渡時に売買代金(現金)を売主(母親)に渡すと、現金は母親の目の前を素通りし、そのまま借金返済に充てられたのでした。母親は泣き崩れ、その横で薄ら笑いしていたドラ息子の姿を未だに憶えております。

不運にも買主の会社の担当は「私」です。あれほど悲惨な決済(引渡し)は後にも先にもあの一度きりです。

その事例により、どんなことがあろうとも「実家を担保にお金を借りてはならない」ことを学んだのでした。

その方が勤める不動産会社はスタッフ数人の小さな会社ですが、コロナ渦でも渋谷のオフィスで上手に生き長らえております。

今年は久しぶりに1案件絡みましょうと約束を交わしたのでした。

その為には物件買取りの為の原資を貯めておかねばなりません。最近は種まきの時期だったので資金が枯渇気味です。

実りの時期を上手く短縮し、収穫の時期を早めて行かねばなりません。

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