ひとり社長の備忘録

小さな会社経営・自由に暮らすひとり社長のブログ

見えないスキル

巷では名の通っている不動産買取再販業者の担当者とやり取りする機会があるのですが、そのやり取りを通じて人それぞれ能力の差が歴然であることに気が付かされます。

不動産の案件が成就するには一定の時間を要します。その案件が成就するのか否かは、その間の進捗状況の確認がとても重要だったりします。

相手あっての取引ですし、自分主導で話が進まないことが多い中、仕事がデキル人間は「深い進捗ヒアリング」を行使し、早い段階で相手を選別していきます。

なぜかというと、不動産業界は「嘘」が大変多い業界で、連日のように「騙しあい」が繰り広げられており、深い進捗ヒアリングはいわば「嘘」と「本当」を見分けることができる唯一のスキルと言えるからです。

誰もが「嘘」に付き合っている暇などありませんし、嘘を本気で信じてしまう愚行を犯していれば出世レースにおいて大きな痛手を被ることになります。

たとえ嘘に長けた人間であっても、「言っていることが違う」という小さなミスを犯します。真実に基づいていれば「一つ」しかないことが、嘘をつくことにより二つにも三つにもなってしまい、嘘をつく本人自身が誰に何を話したのか分からなくなります。深くヒアリングすることにより早期に「嘘つきの犯すミス」を見つけ、時間の浪費と受けるダメージを最小限にする効果があるのです。

この、「見えないスキル」の重要性を理解し、実行できる人間は大抵役員クラスまで上り詰めています。仕事がデキル人は、このような細かい作業を日々積み重ねているものなのです。

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