太宰治、石川啄木、レベッカの歌の歌詞の様に、切ない哀愁感が心を打つ時代が一昔前にはあったように思います。
ヒーローは強く正しくカッコよくなければけない風潮に対しての疑問や羨望や妬み、焦燥感などを包み隠さず表現することが、その時代の人々の共感を得たのだろうと思います。
ガンダムのアムロレイもエヴァンゲリオンの碇シンジも、イラっとするほどのダメ男ぶりを発揮しますが、不思議と見入ってしまうのは、人の弱さを覗いてみたいという気持ちが働くのでしょうか。
先日、太宰治の「道化の華」を読みましたが、世に名を残す程の凄い小説家であっても、人格が伴っているとは限りません。ヒモ生活と自殺未遂の連続です。石川啄木も働かないダメ人間でした。
人間の闇の部分を曝け出し、弱い人間を取り込んでしまう、まるで妖術師のようです。
ことはついでに、次は人間失格を読んでみようと思います。ラッキーなことにKindle paper Whiteを使用して無料で読めるのです。
読むのが早くなったのか内容が薄いのか、道化の華の完読に1時間もかかりませんでした。
次女に負けずに暇があればどんどん読書をしていきたいと思います。
仕事、サーフィン、読書、テスト勉強、息子のサッカー観戦。たったこれだけでも時間が足りません。
やらなくていいことをしっかり決めておかないと、やりたいことができなくなってしまいます。
「やらないを決める」私にとってのやらないことの中に「ゴルフ⛳️」があったりするのです。