ひとり社長の備忘録

小さな会社経営・自由に暮らすひとり社長のブログ

気を付けよう。不動産投資。②

若い頃に私が働いていた「不動産賃貸客付け専門店」の上司から、「不動産転売で苦戦している人がいるので手伝ってあげてほしい」という案件を頂きました。

聞けば、「困っている人」は、「知り合いの不動産会社の社長」から「儲かるから買っておいて損はないよ」と言われ、1年プロジェクトで金融機関から融資を受けて都心の1LDKの新古マンションを購入したそうなのです。

物件詳細と購入価格を調べてみると、明らかに新築の売れ残りをエンド価格で買っていたのです。(; ・`д・´)

完全に騙されていました。

「知り合いの不動会社の社長」というのは、私が初めて不動産業界へ入った時の会社の部長です。基本的に悪い噂ばかりの人。

そして、「困っている人」は、前回、親の会社から逃げて独立した息子でした。

出会った当時、その人は六本木にオフィスを構えて不動産業を立ち上げるも、上手く行かず、知り合いづてに聞いた儲かる話に飛びつき、騙され、不動産をエンド価格で購入し、にっちもさっちも行かない状況でした。

賃貸も売買も顧客も管理物件も無い中での独立では上手く行くはずもありません。会社の所在地やパンフレット等の見た目には資金投下を惜しまない性格でした。

「この親にしてこの子あり」です。親は騙す側、子は騙される側。( ´艸`)

その人とは半年程度お付き合いしてましたが、突然行方が分からなくなり、音信不通になってからは、その後一度もお会いすることはありませんでした。

始めて六本木の「つるとんたん」で、うどんを食べたことを思い出すのです。

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