ひとり社長の備忘録

小さな会社経営・自由に暮らすひとり社長のブログ

会社経営は甘くない

不動産仲介業はリスクが少ない割には利益率が高いので新規参入が後を絶ちません。

仕入先の確保や在庫過多などの不安もないので入りやすいのでしょう。

不動産売買仲介は1本決めれば何百万円もの利益を得ることができますが、成約しなければゼロです。いわば完全歩合制。

購入希望者を見つけ、いくつもの物件を内見しても、銀行の審査が通らずに無駄に終わることも多々あります。

officeを立ち上げ、宅建業の免許を取得し、銀行口座を開き、物件を上げ、集客し、契約~引き渡し。会社はこの間、無収益です。

半年も契約が取れないでいると経営者は焦り始めます。その間に流出した大きな固定費を取り戻す為には3.4本の契約が必要です。実際は、理想の役員報酬を合わせると10本以上の契約が必要です。( ´艸`)

敏腕営業マンだと信じてスカウトしてきたスタッフが使いモノにならないことに気が付くと、アタリもキツくなって行きます。

雲行きが悪くなってきたことに気づいたスタッフは仕事をするふりをして次の就活を始めます。そして、立ち上げから構築してきたモノ全てを捨てて辞めていきます。

主力選手が居なくなった後、残されたパートさんが(・・?状態で立っています。

後釜を見つけても、またこの繰り返しの可能性は極めて高いので、悩んだ末に解散。

今日もどこかでこのパターンが繰り広げられています。思うほど、会社経営は簡単ではないのです。( ´艸`)

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