ひとり社長の備忘録

小さな会社経営・自由に暮らすひとり社長のブログ

経験値

脱サラしておしゃれなバーを営んでいる経営者がいます。飲食店で修業をしたこともなく、料理は全て自己流なのだそうです。

一方で、何年も結婚式場のシェフとして働いている方がいます。私の叔父もそうでしたが、素材の活かし方や料理の基礎をしっかりと学ばれているので、実に美味しいし、やはりプロだなと思わせる何かがあります。確かに前者の料理も美味しいのですが、何か物足りなく感じてしまうのです。※本当はどこかで修行していたのかもしれませんが。

これは勝手な想像ですが、沢山の料理を作ることで得られるものは当然あると思います。個人でメニューの開発をするのは相当な費用も時間もかかることから、そのあたりは勤め人の時にお金を貰いながら経験しておくことが合理的ではないかと思うのです。

人のお金で徹底的に勉強する。そこで得た知識と経験を存分に発揮し、自分で得たお客様を大いに喜ばせる。決して独学を否定するわけではありませんが、脱サラ経営者がプロの料理人と対等でいられるのか疑問に思うのです。

プロでなければならない理由は人からお金を頂くからです。提供したサービスの対価としてお金を頂戴するのですから、金額に見合ったサービス内容が求められるのです。

不動産業の仲介手数料は物件価格×3%+6万円+消費税という規定があります。物件の価格次第では何百万円という大金になることも多々あります。仲介手数料の内訳の半分以上は「信用と安心」です。「信用と安心」は「経験値と腕」です。

「経験値」はプロとして生きる上でとても重要なものなのです。( ´艸`)

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