ひとり社長の備忘録

小さな会社経営・自由に暮らすひとり社長のブログ

小さな波

2つの案件が動き始めました。一つは数年前に査定した物件で、本来なら幸せな「相続」が、残念なことに「争族」へと進展しまい、話が纏まらなかった案件です。元々、弁護士案件でしたので、多数の相続人は弁護士の協力を得て紆余曲折の末、不動産の相続を一本化したのでしょう。( ´艸`)

後見案件や相続案件は話が纏まるのに数年、もしくは数十年かかることが少なくありません。査定した側も「ああ、そういえばそんな案件あったね」という具合に忘れてしまっていることも多く、それがひょんなタイミングで再依頼されるものだから、うれしさと驚きと楽しさがあってワクワクします。

もう一つは某駅近くの借地権付き建物です。概算で二千万円。地主が土地の返還を求めているそうですが、それだけの価値があるのなら無償返還は難しいだろうと思います。

地主といっても様々で、土地はたくさん所有していても現金は持っていないケースが多々あります。代々受け継がれた土地を自分の代で売却するのは忍びないという気持ちから土地を売ってキャッシュを捻出できないのです。所有地を上手に資産運用できる地主ばかりではないのです。( ´艸`)

今回の案件は、地主さんに借地権を買い戻せる資力が無ければ第三者への売買になるのだろうと想定しております。( ´艸`)

だとすれば、しぶしぶ譲渡承諾書にサインするのだろうから、その場に立ち会う私の心は「スン」としたものになるのだろうと覚悟しているのです。( ´艸`)

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