ひとり社長の備忘録

小さな会社経営・自由に暮らすひとり社長のブログ

思い出話

8年程前に「民泊」という目新しいキーワードを知ったことを契機に宿泊事業にチャレンジしました。建物メンテナンス、集客、送客、リネン、清掃、中長期計画、ブランディング、新規施設の獲得、社員教育。日々のタスクが山積みでした。( ´艸`)

お抱えデザイナーからの紹介で歴史ある山口県萩市に古民家を改装するプロジェクトを手掛けることになりました。( ´艸`)

萩市に実家を持つ群馬に住む工務店の社長が有名なデザイナーの監修の下、自宅を改装することに端を発したプロジェクトでした。

萩市の中でも古民家が立ち並ぶ閑静な住宅地。改装中の自宅は「古き良き趣きと近代的な斬新な色合いとデザインの融合」といったコンセプト。( ´艸`)

そこにはデザイナーの理想と宿泊施設側が求めるものとの大きな乖離がありました。

なぜそこに洗濯機置き場?だとか、景観を損ねるセキュリティーシステムの導入はダメだとか。( ´艸`)

萩市役所で市の広報課の方々と度重なる打ち合わせを行うも紆余曲折。当該古民家の利用方法が宿泊施設に当てはまらずに断念。旅行者が休憩やお茶会などができるレンタルスペースなども考案されましたがどうしても採算が合わない。断腸の思いでプロジェクトは打ち切りと相成りました。( ´艸`)

その1年後にコロナ禍が始まりました。あの時、採算度外視で宿泊施設運営を強行していたら、今頃「ちーーーーん。」間違いなかっただろうとゾッとするのです。( ´艸`)

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