10代の頃の話です。その頃に勤めていた内装会社?は社長と私と年上の営業専門の先輩の3人。超零細です。※社会保険もありませんでしたから会社という規模ではなかったと思います。社長はプロジェクトの利益、営業は固定給+歩合、私は日給月給という取り分でした。
この小さな枠組みの中でも川上と川下があり、当然私は川下の存在でしたのでMAX忙しくても月に20万円~30万円稼ぐことが精一杯、次いで営業の先輩は固定給+歩合だから30万円~40万円、社長は上手くいけば60万円~という世界でした。
ある日、都心のワンルームマンションの原状回復工事に入った時の事です。営業の先輩と見知らぬスーツ姿のイケメンが現場に来ました。※私よりは年上ですが恐らく20代後半のイケメンでした。( ´艸`)
営業の先輩にこそこそ聞くと、いつも仕事を貰っている不動産会社の担当者で今回のワンルームは自分で買ったものだと言うのです。軽くリフォームして転売するのだとか。( ´艸`)
これは小さな世界の外の世界、いわばクライアントの地位であり、仕事を出す側の立場です。この時、私は仕事を貰う側ではなく出す側の方が更に川上であることに気づいたのでした。営業の先輩よりも私の社長よりも川上です。今思えば至極当然の話に過ぎませんがその頃の私は無知で勢いだけで生きていましたからNEW ERAを垣間見たように感じたのです。( ´艸`)
この光景を目の当たりにした時にぷつっと何かが切れた記憶があります。それから数年後、建築業を卒業して何かを探しにオーストラリアへ旅立ったのでした。( ´艸`)
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