ひとり社長の備忘録

小さな会社経営・自由に暮らすひとり社長のブログ

損益分岐点

COVID-19の問題が実体経済へ影響を及ぼし始めております。知合いの飲食店等も軒並み客足が遠のき、この状態がいつまで続くのかは見通しがつかないようです。

このような時期はフロー型の業態は非常に厳しい経営を強いられます。お客様は特に今でなければならない理由が無い限り、来月でも、再来月でも消費を先送りできますが、企業は売上げが見込めない状態でも固定費は払わなければなりません。

この毎月の固定費の額が大きければ大きいほど、非常に厳しい状態に陥ります。内部留保していた現金がどんどん出て行くのです。先が見えないということが恐怖に拍車をかけていきます。今回影響を受けている業種の中小零細の社長さんは舵取りが本当に大変だと思います。

その点、うちのような小さな会社損益分岐点を低く設定できる為、不況時に強さを発揮します(忍耐強さですが)。毎月の固定費が少額=支払いの恐怖も小さいので、嵐が通り過ぎるまでじっと我慢していれば良いのです。

更に、キャッシュポジションを強く持っていれば鬼に金棒状態です。不況の入り口はまだ時期尚早ですが、不況中盤から後半にかけて様々なものが安売り状態になるからです。

理想は、景気の波に左右されない状態を作ることです。それにはストック型の収入源が必須になってきます。そして、そのストック収入以下に損益分岐点を設定することができる環境づくりです。

それを突き止めていくと、とても地味な感じになります。そして、その地味さに耐えられるココロも必要になるのです。

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