ひとり社長の備忘録

小さな会社経営・自由に暮らすひとり社長のブログ

こころの自立

人が集まれば集まるだけ問題が生じ、いつもどこかしらで人間関係の問題やトラブル話が後を絶ちません。その内容は実にさまざまです。

「身内以外は幸せになって欲しくない人」がとても多くいるように感じます。

若輩の頃から思うことですが、人は好きより嫌いの感情の方が圧倒的に強く多く、盛り上がる話題なのだと思うのです。

幸せな人の話をすると嫉妬感が沸き、自分がみじめに思えてくるからでしょうか。人の悪口は、自分が上から物事を言える会話で優越感を感じることができるからなのでしょうか。

また、自分と合わないなと思った時点で、「直ぐに相手を嫌いになる人」がとても多くいるように思えます。

それは皆、自分側が常に正しいと強く思っている表れなのだとも思います。

そして、常に自分を誰かと比べていることにも繋がります。

期待に応えてくれない嫌悪感、嫉妬感、軽蔑間、生理的嫌悪感等、こうして文字にしてよくよく考えてみると、とても自分勝手な感情だったりするのです。

それはとても自己中心的な思考なのです。

アドラーによれば、自己中心的な人は、まだしっかりと自立ができていない人と定義されます。

社会で働き、家庭を築き、親となっても、それは「社会的独立」であり、「自立」には至っておりません。

自立とは、社会を取り巻く環境や人々との繋がりを感じ、常に相手があることを認め、「他者の存在に敬意を払う」ことで成立するものだということなのです。

「自分には友達がたくさんいる」のではなく、「自分を友達と思ってくれる人がいる」という思考です。「ありがとう」スタンスがとても重要だと思うのです。

社会的独立と併せて、基本姿勢で相手に敬意を払うことができる人、それが真に自立した人ということになるのです。

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