ひとり社長の備忘録

小さな会社経営・自由に暮らすひとり社長のブログ

マルチタスク型人間

最近、「マルチタスク型人間」はかっこいいという風潮を感じます。
複数の物事を同時進行して処理できる人です。(部下の女子からモテそうです。)

しかし、効率でいえば、各事案の進捗状況を、その都度思い出す時間も必要になりますし(あれ?どうだったかな?)等、集中力が散漫になり、果たして効率的なのか?と疑問を感じます。

私自身は、古い人間ですから「シングルタスク型人間」だと思いこんでおります。

シングルタスク型の良いところは、集中して一気にタスクを処理する。仕事が早いですねと評価される。その対価を早く頂ける。終わったタスクを整理(ゴミは捨て、必要なものだけ残す)して机の上から「さようなら」できる。ことだと思うのです。

書類が混ざってしまったり、ダブルブッキングをしてしまったり、先方へ別の内容のメールを送ってしまったり等のトラブル事も回避できます。

先日取引をした会社の担当者は、1人で数十件も物件を担当しているようで、流石に物事の理解力は早く、テキパキとしておりましたが、中程度の決定的なミスを何度か起こされました。

その度に振り回され、不用な物件案内を何度も求められ、その担当者も別案件で忙しい為、中々時間が合わなくもあり、更には期日ギリギリなのにも関わらず土日休みで連絡が取れない。

そうなってしまうと、今後の取引はご遠慮させて頂きたいと感じてしまうのです。

会社の方針だとしても、個人の頑張りだとしても、自分のキャパを超えたタスク量を受け持つと、その案件に関わる人達をも不幸にさせてしまう可能性があるのです。

マルチタスク型人間と自負する方は、是非、細部にわたりしっかりと仕事を行って頂きたいものです。