ひとり社長の備忘録

小さな会社経営・自由に暮らすひとり社長のブログ

音速の貴公子アイルトン・セナ

少し昔の話ですが、東京都●区出身の私が、結婚して自立した時に借りたマンションの上階にそのマンションのオーナー様のご子息家族が住んでおりました。
 
そのご家族の小さなお子様の名前は「セナ」君といい、とても可愛い子でした。
 
当時は、最近の流行りの名前は横文字系だなーなんて思っていたくらいでした。
 
数年後、ふとした機会に私の父の知人(地元レストランシェフ)より聞きましたが、セナ君のお父様はマクラーレン・ホンダのエンジニアだったとのことでした。クルー家族と食事をする為に、度々アイルトンセナがお忍びでわが町(シェフのお店)に来ていたというのです。(お食事に)
 
十代の頃、夜な夜な熱く観戦したF1でHONDAエンジンを載せたマシンのセナとプロスト鈴鹿シケインでクラッシュした30年前の記憶が蘇りました。
 
その話を聞いた時には「この日本のこの小さなこんな町に世界のアイルトン・セナ?」と衝撃を受けた事を未だに憶えております。あのアイルトン・セナが私の知るいつもの小路を歩いていたなんて感動の極みでした。
 
ご存知の通り、アイルトン・セナは1994年5月1日、ウィリアムズのドライバーとしてイタリアのイモラ・サーキットで行われたF1サンマリノグランプリの決勝で、後ろにミハエル・シューマッハを背負いながらトップで走行をしている最中に衝突事故を起こし帰らぬ人となったのでした。
 
現代でいえば、サッカー選手のリオネル・メッシクリスティアーノ・ロナウドが試合中に死亡してしまう程の衝撃の出来事です。
 
それからというもの、その地元のレストランの近くを通る度に、アイルトン・セナを思い出すのです。
 
私も、たった一人で良いので、いつまでもその人の記憶に残る人間に成りたいと思うのです。