基本的にお金の価値はある程度の共通ルールで統一されていますが、人によっては「お金の出所」の違いでお金に対する価値観が変化します。
現時点での東京都の最低時給は1013円です。1日8時間、時給で働いて8104円稼げます。しかし人生で捉えると8時間とは起きて活動している貴重な時間のうちの半分と交換することを意味しますので、8014円はかなり貴重な価値になります。
貰ったお金や、ご馳走になったお金、投資して頂いたお金は、自分で稼いだお金ではありませんので、同じ8104円でも重みが違います。
必死になって働いたお金と貰ったお金の価値は同じなのに、貰ったお金は不思議と軽く感じてしまうのです。
99,999,999円持っていても、1円足りなければ1億円になりません。いわば1億円は1円の積み上げですが、道に1円が落ちていても拾わない人が多いのではないでしょうか。
1億円と1円をテーブルに置いて並べて見て同じお金と認識できる感覚を持つことができれば、お金と真正面に向き合えている証だと思います。
ラッキーなことに、その昔、１億円の現ナマを拝見させて頂きました。
正直なところ、「欲しいな」とか「いいな」等の感情はなく、お金がタダのモノの塊にしか見えませんでした。（人のお金だからかもしれません）これには自分も驚きました。
これ(1億円)の為に皆必死になって生きているのかと感じたことで、自分の中のお金に対する考え方がすこし変化したのです。これが現ナマのパワーなのかもしれません。
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