ひとり社長の備忘録

小さな会社経営・自由に暮らすひとり社長のブログ

独立開業

元々何も持たない「持たざる者」が厳しい資本主義の世界で独立開業するのは至難の業です。

当り前ですが、独立開業するには先ず「能力=仕事力」を高めなければなりません。能力というのは経験値がモノをいうので、兎にも角にも量を熟し失敗も経験し、謝罪や反省、カイゼン等の手法も身に着けねばなりません。仕事を選んでいるようでは「バランスの良いスキル」を向上させることはできないものです。

一通り仕事ができるようになったら、管理職としての力を養います。人の上に立ちコントロールする力を磨きます。部下の人数にもよりますが、基本的なことは同じです。

グループの長を経験した後は、取締役等「経営側」に回ります。今までは雇われ人としての経験ですが、ここからは経営側としての判断や成長が求められます。

被雇用者と雇用者の中間職という立場ですが、経営者側から見た世界を学ぶ事ができます。これで一先ず基礎固めが完了です。早くても10年はかかります。※勝手な私の意見です。

そして、お客様の自力獲得、関係各社(ブレーン)の構築、自社の魅力や強みの継続的向上、経理の知識や資金繰り等を経て、ようやく独立開業のスタートラインに立つことができます。しかし、独立開業に最も必要なのは最後の「行動力」と「決断力」です。

誰しも、未来など予想できるはずも無いので、この時点では不安ばかりが大きくなり、二の足を踏んでしまいます。

そして、この不安に打ち勝ってこそ、独立開業=自営業者になることができるのです。

独立開業は決して運だけでは無く、何年もかけて積み上げてきた見えない努力があるものなのです。

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