ひとり社長の備忘録

小さな会社経営・自由に暮らすひとり社長のブログ

お金の貸し借り

小さい頃から「人からお金を借りては駄目」と教育されてきたように思います。

しかし、「お金を貸しては駄目」と言われた記憶はあまりありません。

お金の貸し借りは、時に人間関係を破壊してしまうことがあります。

私自身、貸付金ではなく売掛金が回収できなかった事は過去に3回あります。

ざっと20万円、100万円、300万円(端数切捨て)位でした。

「必ず支払います」という人や、「時間をかけて無かったことにしようとする人」、「支払えないので仕方ないでしょう」と開き直る人など、それぞれが、実にバリエーション豊かな対応でした。そして最終的には居なくなってしまうのです。

折しも、取引をしていた時点では信頼関係が構築されていますが、ビジネスとしてのお付き合いですから「回収不能」となった時点で、その方々との人間関係も完全消滅となります。

そのたびに「本当に無いところからは取れないのだ」と実感したものです。

そもそも支払えない状況を作り出したのは、ご自身の管理能力の問題のはずですが、「逃げる」という奥の手を使われてしまうと、こちらも普段の仕事もありますし、悔しいですが、打つ手なしなのです。

このような話をすると、「馬鹿だなー」と思う人の方が多いと思うのですが、本当にお互いが信頼して「何度も取引を重ねているような人」が突然そうなってしまうので、見抜けないのです。

恥ずかしい話ですが、結婚当初の私は金銭的余裕がまったく無く、姉から100万円を借りた経験があります。

とても助かりましたが、唯でさえ余裕が無いところに100万円の返済が乗じてくるわけですから、毎月慎ましい生活になることは、火を見るよりも明らかでした。

その後、姉から預かった返済専用通帳に5年掛けて「110万円」にして返済しましたところ、「良く頑張ったね」と言われたことを憶えています。

その経験の延長で貯金ができ、今の生活の土台が構築されたのでした。

借りたお金は気持ちを添えて一生懸命返済すれば、お金の神様にもお力添え頂けるような気がするのです。

f:id:one_president:20200122132113p:plain

※「ひとり社長の備忘録」毎日更新中! ★いつも当ブログにお越しくださり誠に有難うございます★