ひとり社長の備忘録

小さな会社経営・自由に暮らすひとり社長のブログ

イギリスのEU離脱

12月12日に行われたイギリス総選挙で与党・保守党が圧勝したことによりブレグジット(Britain+Exit)が現実味を帯びてきました。

2016年6月のイギリス国民投票の結果、イギリスのEU離脱支持派の勝利から3年半の間、世界中がイギリスのEU離脱に注目しております。

そもそもイギリスはなぜ、EU離脱を言い出したのでしょうか。その理由は、

1.移民の大量流入問題。(イギリスらしさの消失等)

2.経済的目的で加盟したEC(EUの前身)でしたが、EUになってから政治的にも束縛されることに嫌気がさした。

3.EUのルールに縛られたくない。自分たちの手でコントロールする権限を取り戻したい。

4.年間1兆円ものEUへの予算が自国に使われることが少ないことへの不満。

当時から、イギリスはEU加盟後も共通通貨ユーロではなく独自通貨ポンドと中央銀行を維持していて、EUとは距離をおいています。

今さらながらEUに加盟していることへの負担が大きいと感じ、EU離脱が国内で騒がれたのでした。

過去の歴史を見てもイギリスという国は自分勝手で、ずる賢い国だなと感じます。(好きなところもありますが)

第二次世界大戦当時、日本が提唱していた「大東亜共栄圏」は日本を盟主とする広域の政治的・経済的な共存共栄を図る政策でしたので、もしそれがなされていたならば、今のイギリスと同じような問題を日本も抱えていたかと思うと、まったくの他人事とは思えません。

ひとり投資家として見ると、ブレグジット後に一時的にイギリス株価が下がるようなら、その局面で株を購入してみたいものです。