私は昔から記憶する事が大の苦手です。特に、興味が無いものは、からっきし駄目です。
人間の脳は自分にとって不要だと思える事は早く忘れるように上手にプログラムされているのですが、意外とこの機能が厄介で、こちらの意図とは関係なく、自分が必要だと思うことでも脳が勝手に消去してしまうのです。憶えては消去され、憶えては消去され、自分の脳とイタチごっこなのです。
しかし、それにめげずに繰り返し憶えようとすることにより、どこかのタイミングで脳が「これだけ繰り返し入ってくるデータなら必要なのかも」と、スタンスを変えてくれ、ようやく記憶として定着してくれます。
この歳になると、新しい事を記憶することが億劫になってきます。今ある知識を掘り下げる方がよっぽど楽で、プロになった気分も味わえます。ある分野に特化する事は良いのですが、それに拘り過ぎると知識の幅を失い、いつも同じ話ばかりの魅力が無い人間になりがちです。 また、それとは逆の「何でも知っているよ人間」もちょっと違うのです。知識が薄く広い人と話をしていると面白く無いのです。
要するに、たとえ面倒でも、常に知見を広げ、新しい事を発見し、興味が沸けばとことん探求する。このスタンスで行けばイケてるオジサンになれるかもしれません。
人は自然と「知ってるよ」と言う人より「やった事あるよ」と言う人の方に耳が傾くのです。
歳を重ねる毎に腰が重くなってくるのですが、しなやかな思考と行動力を持ち合わせたイケてるオジサンになりたいと思うのです。
※「ひとり社長の備忘録」毎日更新中！ ★いつも当ブログへお越しくださり誠に有難うございます
