昨日、5年越しで携わってきた不動産売買の決済が無事に終わりました。青空が澄み渡る清々しい天気の下、一つの区切りとなりました。実にほっとしております。
次に取り掛かる案件は、自社所有の借地の戸建です。賃借人が住んでおられますが、借地期間が短くなって行くことや、戸建自体の老朽化も加味して、そろそろ手放す方向で話を進めていく予定です。
土地の所有者は地元では有名な「○○寺」。土地の管理会社に譲渡承諾料や建替え承諾料の算出基準をヒアリングしても「決めるのは地主で、決まった数字はない」と具体的な金額が見えてきません。それでは売値が決められません。まるで「卵が先か鶏が先か」の論調です。土地管理会社も悪魔の使いのような存在です。
購入時「○○寺」に、「建物売主」、「買主(私)」、「私の付き添い」、「土地管理会社社長・担当」、「建物仲介会社」、「司法書士」「住職代理」「住職妻」「○○寺理事会オジサン4人衆」が集い、物々しい雰囲気の中、決済した記憶が蘇ります。
最高決定権者の住職が突然他界し、住職代理と住職妻はレームダック状態、裏で全てを掌握しているのは理事会オジサン4人衆という相関図でした。
明確な基準があるのかどうか不明な「譲渡承諾料(当時売主が支払った)」は売買価格の37%と驚異の金額でした。「全額、理事会4人衆のお小遣いになるのだろうなー」と思っていたのが5年前。その恐ろしい光景が再現されるのです。そして次の主人公は私。
当時の売主様のように「蛇に睨まれたカエル」のようになるのか、それとも首尾良くスリ抜ける事ができるのか、新しいゴングが鳴ろうとしているのです。
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