ひとり社長の備忘録

小さな会社経営・自由に暮らすひとり社長のブログ

折衝

借地権付き建物の売却の依頼を受けて地主との折衝が始まりました。某駅前周辺に一定の土地を持つ地主です。初コンタクトでは年齢、余裕、経験をチラつかせてマウントを取ろうとする片鱗を見ました。( ´艸`)

地主サイドは借地の無償返還、借地人サイドは相場価格での借地権の売却と意向に大きな乖離があり、双方一歩も引きません。( ´艸`)

私の仕事はこの状況の中で最善策を模索し実行することです。このまま両者が頑として折れなければ「訴訟」行きは必至です。( ´艸`)

こういったシチュエーションで間に入ると双方が負けじと強い意志と口調で自己都合を主張してきます。当方はそれを俯瞰して見てレーンアシストを徹底します。

地主からすれば元は自分の土地を買戻すことは感情的にはナシですが、損得で言えばアリです。第三者に売却されて一時の譲渡承諾料と毎月僅かな地代をもらうくらいなら、路線価格を借地権割合で割り戻した価格で買戻し交渉すれば市場価格の約半値で取得が可能になります。3000万円の土地が1500万円で取得できるのですからお得です。( ´艸`)

しかし、地主は先祖代々の土地を自分の代で手放すことに抵抗と恐れを抱きます。手放す英断を下せない場合は過去を踏襲し借地権者が交代して事態が収まります。( ´艸`)

旧法に基づく借地権は、借地人の権利を強力に保護する制度です。がしかし、困った時に土地を貸してくれた地主に対して感謝の気持ちを忘れてはいけないのです。( ´艸`)

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