ひとり社長の備忘録

小さな会社経営・自由に暮らすひとり社長のブログ

自分の会社を創ろう

8年間の間に会社への貸付が1300万円を超えておりました。無借金経営と言っておきながら、ある意味大きな借金がある会社なのです。

しかし、自分だけの小さな会社は「自分と会社」が一心同体となっており、双方をお金が行ったり来たりしているだけなので、それほど深い話ではありません。

いい物件が出てきた時に「即決・即金」できる事は、競合他社への強力な武器となり、紹介者にも好印象を与えます。

その為には、日頃から「キャッシュ」を厚くしておく必要があり、キャッシュを厚くするには、会社の支出を極限まで抑え込む工夫が必要なのです。

例えば、代表者の役員報酬を50万円に設定した場合、代表者がその役員報酬に頼らずに別の収入で生活できていれば、50万円の報酬を未払い金に計上しておけば良く、それが1年続けば、600万円の借金が積みあがります。毎月50万円を役員から借りて役員報酬を払うのと同じことです。

そして、未払い金として温存していた資金を活用して利益を出し、資金が潤沢になった時に一気に返済を受ける形を取ります。個人的には1300万円分の貯金があることと同義なのですが、実際には会社に「直ぐ」に返せるキャッシュがないので、1300万円持っている実感はないのです。

このように、法人と個人の別人格を自由に操れる立場にいると、沢山の工夫ができます。当然、合法の範囲で行うことは必須であり、顧問税理士にも相談の上、実行することが望まれます。

どんなに小さな会社であっても「自分の会社」を持つと見える世界ががらりと変わるのです。

f:id:one_president:20201009114859j:plain

※「ひとり社長の備忘録」毎日更新中! ★いつも当ブログへお越しくださり有難うございます★