無借金経営を基本とし骨太経営を目指している当社ですが、全ての借入がNGというスタンスではなく、金融機関からの信用格付けを貰う上での戦略的借入はアリの立場です。
上手くないのは、経営のキャッシュフローが毎月マイナスに陥っている状況で、本来メスを入れるべき企業改革を先送りにし、延命措置の為に借りるような場合です。せっかく借り入れた「虎の子キャッシュ」が湯水のごとく消えていくような状況は最悪です。
更に、その頃は会社を閉じるマイナス仕事ばかりに翻弄され、肉体的にも精神的にも疲弊し、人生迷子になってしまうと厄介です。
「融資を受ける」は聞こえが良いですが、要は唯の「借金」です。借入はいつでも返せる分相応にしておくことが精神的にも良案です。これは法人も個人でも同じことと言えるでしょう。
ひとり社長の会社は、年内コロナ禍の影響が長引く事と予想し、金融機関を通じて融資の打診をしておりました。少し拍子抜けですが、まさかですが減額でありながらも融資承認が通ったのでした。
現金主義の弊社では、平時において運営資金として借りないだろう「少しだけ大きな借入額」である為、少し考えましたが、モノは経験ということで、話を前に進める決心をしたのでした。
熱心に動いてくれる信金の担当者への恩返しでもあります。
魚の世界でも、淡水は淡水、海水は海水、深海は深海、温水は温水、冷水は冷水と、自分にとっての最適住が存在します。果たして、借入嫌いなひとり社長は借入世界の水が合うのでしょうか。借入中毒にならぬよう、冷静に行きたいと思うのです。
※「ひとり社長の備忘録」毎日更新中！ ★いつも当ブログへお越しくださり誠に有難うございます
