先日の広島への弾丸旅行の続編ですが、広島入りした当日に、これまた念願だった「安芸の宮島、厳島神社」への参拝を果たしました。予習不足で、当日行き当たりばったりだった為、なんと不運なことに修繕工事期間にあたってしまい、絶景のはずだった「海上にそびえ立つ大鳥居」は、悲しいかな工事現場の景観を装っておりました。
不本意ながら後から御祭神を調べてみましたが、今の厳島神社の御祭神は市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)、田心姫命(たごりひめのみこと)、湍津姫命(たぎつひめのみこと)で、いわゆる宗像三女神でした。
宗像三女神は天照大神と素戔嗚尊との誓約(天照大神が素戔嗚尊の剣を噛んだ)の時に生まれたとされる女神達です。
平清盛により修造された今の社殿ができたころは「伊都岐島大明神」が御祭神だったのですが、「伊都岐島大明神」は古事記や日本書紀にも出てこない正体不明の神だった為に、いつしかスタメンから外されてしまったそうです。今も名残がありました。
海上に浮くように建つ社殿、大鳥居の大きさ、自然と一体となった景観、当時においても皆の度肝を抜く発想だったと思います。平清盛の美的センスは半端でなかったに違いありません。
今回の旅も、神道的に大きな収穫があったのでした。
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