ひとり社長の備忘録

小さな会社経営・自由に暮らすひとり社長のブログ

欲よりも楽

企業戦士だったころに一番悔しかったことは、自分の成果のほぼ全てが他人の会社の資産になるということでした。至極当たり前のことなのですが、不動産業の売上はマンパワーの部分が大きく影響しますので、自分の力でこの会社を成り立たせているという「大いなる勘違い」をしたあげくの最終地点がこの思考なのかもしれません。

いくら頑張ろうとも自分は給料の範囲しかもらえず、目の前で他人の会社にみるみる資産が積みあがって行くことは苦痛でしかありませんでした。

この時点で私は企業戦士失格なのでした。この思考では、どこの会社に入っても同じ壁にぶつかり、最終的にはストレスが溜まり、転職するしか道は無いのです。

安く定めると書く「安定」を取り、指をくわえて他人の会社に資産が増えるのを見ている悔しい人生を打開するには独立開業しか選択肢が無かったのかもしれません。

あの頃、清水ダイブの思いで独立したことが今の幸せに繋がっているのですから、決意を決めた過去の自分に感謝しなければなりません。

過去に勤めた会社で培った人脈やお客様には一切手を付けないという固い意志もありました。自分を育ててくれた会社への最低限の礼儀だと思うからです。

何時の頃からか会社を大きくすることに疑問を感じ初め、そこに、ひねくれた性格も作用し「小さな会社経営を極める」という方向へ走り出しました。

そもそも、私は欲がそれほど無い人間なので、そんな輩ごときが大きな会社を創るなど到底無理な話だと思うのです。

「欲」よりも「楽」(楽で楽しい)が勝ってしまうのです。( ´艸`)

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