ひとり社長の備忘録

小さな会社経営・自由に暮らすひとり社長のブログ

恐怖の令和3年1月

最近、大手企業の早期希望退職の話が後を絶ちません。会社を経営していると売上げに対しての人件費の比率が大きいことに頭を悩ませます。それは大手企業にとっても同じことで、社内で生産性の無い(売上げを上げない)部署は一番先にテコ入れが始まります。部署だけではなく、中途半端な管理職や年齢的にもある程度の給料を貰っている40代はターゲットになりやすく、ちょうど私と同世代の企業戦士は「戦々恐々」と日々を過ごしているのではないかと想像するのです。

売上や成績が良くとも「社内の輪を乱す者」も、ここぞとばかりにターゲットになります。肩を叩かれ、条件を突き付けられ、会社を去るか大人しく改心するかの2択です。

「早期退職」とは耳障りの良い言葉ですが、「退職金の上乗せを条件にした都合の良い解雇」というのが実状です。要は「金出すから辞めてくれ、辞めた後も文句いうな」と言われているようなものなのです。

肩たたきに合わない方法はありません。会社にとって本当に必要な人材は、上層部のほんの一握りの人だけだからです。

判断基準は「自分が居なくても会社が回るか回らないか」です。多少時間とお金がかかっても、他の人材を教育することで自分の代わりになり得るなら、非常に危険な立場です。対応策は、「辞めたらうちに来な」と言ってくれる人脈を広げておくことくらいです。一見で面接を受けても「転職に成功する可能性」は限りなく低いことを理解しておかねばなりません。

雇用調整助成金が12月で終わります。この制度が延長されない場合、令和3年1月から日本中に超リストラの嵐が吹き荒れることは想像に難くないのです。

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