ひとり社長の備忘録

小さな会社経営・自由に暮らすひとり社長のブログ

相場観

不動産の査定の仕事ですが、先ずザックリ物件概要を把握し、売却に至る経緯の話があり、実際に現地を確認し、関係各所へ足を運び詳細資料を集め、最後に過去の取引事例や現在の相場に照らし合わせて物件価格を算出します。

基本的には、「その物件をどうしても欲しい」という人が居ない限り、売却価格は高値に跳ねることはなく、多少の上下はあるにしても大凡相場価格帯で成約します。

それは、買う側の「少しでも安く買いたい」という市場の原理が働くからです。ただ、不動産は金額が大きいので、成約価格に何百万円もの差が出ることは良くあり、一般庶民からすとその差額に驚いてしまうというわけです。

相場が100円の商品を80円で売っているお店があるように、1000万円の物件が800万円で売りに出されることだってアルアルなのです。

「安く買えた」、「高く売れた」という判断ができるのは、前提に正しい相場を知っている必要があり、その相場観を教えてあげるのが不動産屋の仕事です。( ´艸`)

稀に、「相場1000万円の不動産が500万円に下がったら買うよ」というお客様がおりますが、せいぜい100万円、売り急ぎ等の事情があり200万円も下がったなら、相場を知っている人が「サッ」と掻っ攫っていくので、500万円まで値下がりすることはありません。お客様であっても、正しい相場観を持ち合わせない人はお客様とは言えないのです。

どんな商品でもサービスでも相場観を知るということは大切だという話です。( ´艸`)

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