先日、77歳の父と話をしました。
40代半ば頃から物忘れが多くなり、言葉も詰まるようになってきて、顔は思い出せるけど名前が出てこないといった現象が起きたらしいのですが、恐ろしいくらい同様の今の自分がいるのです。( ´艸｀)
だとすれば、父の50代、60代、70代に起きたこと、思った事などをヒアリングすることで、未来の自分が見えてくる。そう思いました。
因みに77歳の今の気持ちを聞いたところ、特に食べたいと思うモノもないし、欲しいモノも無い、行きたいところも無い、かったるい。そんな日常を送っているそうです。
好きだった読書も、視力の低下とともに目の疲れが顕著になり、やめてしまったそう。
することと言えば、仕方なく摂る食事とTVを見ることくらい。そんな平凡な生活でも何とも思わないそうです。
例えば、今、何千万円のお金を持っていたら？と聞くと、使い道がないね。とのこと。
「無欲」、正にこれが人生の境地なのかもしれません。( ´艸｀)。
何れ、父と同様の思考になるのだとすれば、沢山お金を集めてもあまり意味がなさそうです。
父にとっての幸せは、稀にこうして子供と話すことと、子供が親になっていくさまを見ていられること。( ´艸｀)
やはり、親にとっての一番の宝は、お金や時間や自分の欲なのではなく「子」なのだろうとしっくりきました。
我が家は幸いにも3人の子に恵まれました。神様からの贈り物です。そして、家族と一緒に過ごすことができる環境を与えてくれました。
未来も大切ですが、何より今を大切に生きる。そんな気持ちになったのでした。
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