ひとり社長の備忘録

小さな会社経営・自由に暮らすひとり社長のブログ

自分らしく生きる④

面接は私も含めて3人でした。面接官はイケイケの部長。後に同い年と知り、その貫禄に驚きました。( ´艸`)

声が小さいと怒鳴られ、報告は結果からと教えられ、皆忙しいので話は簡潔明瞭でなければならず、過程無視の結果重視、毎月一人100万円の売上が最低ノルマ。

実際は「お部屋探し」などというお花畑のような仕事ではなく、ブツ出し(誰もが飛びつくような価格の物件を探し出す)や、ヌキ(他の不動産屋の管理物件の家主に電話して管理をぶんどる)などのノルマもありました。

客寄せのためのA級広告(永久広告)というものがあり、ほとんどの客がその物件を目的として来客します。「ケシ=消し」といって絶対に借りさせないようにに永遠と借りたくなくなるような話をして諦めさせます。

女性限定です。学生限定です。部屋に勝手に入ってくる変な家主です。保証人となる親は大手企業の役員限定。日当たりが悪すぎてカビだらけ。家主が雨漏りを直してくれない。取り壊しの為、1年未満しか住めません。日に日に消しトークが増えていくのでした。( ´艸`)

とどめは、「だから安いんです。冷静に考えてみてください。優良物件だったら何ヶ月も残っていませんし、広告に出す前に決まってしまいます。」、「いやーお客様はついてますね。ちょうど最新の未公開情報がたくさん入ってきたばかりです。そちらからマトモな部屋を探しましょう。」( ´艸`)

他の不動産屋を回らせないために「安い物件はひどいモノばかりですし、行っても時間の無駄ですよ」、「因みに、市場に出ている物件は当店を通して全てご紹介できます」と念を押すのです。( ´艸`) 

悪行が枚挙にいとまがない。悪徳の極みとも言えるような会社でした。(笑)

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