日本神話を解り易く纏めた宮崎県に伝わる日向神話の冊子を手に入れたので内容を転記し、情報を共有したいと思います。日本の始まりのお話です。全12景です。( ´艸`)
第一景
昔々のお話です。雲の上のまだずっと高くの神様の国で、この日本を造った神様たちがお話をしていました。
アマテラスオオミカミという一番偉い神様が、(自分の孫の)ニニギノミコトという神様に言いました。「この稲の穂と、神の三つの宝の鏡、勾玉、剣をもって地上に降りて行きなさい。そして、日本の国がもっといい国になるように頑張ってきなさい。」
それでニニギノミコトは神様の国を離れて、筑紫の日向の高千穂という場所に降り立ったのです。
第二景
高千穂に降り立ったニニギノミコトはその近くに家を建てて住んでいましたが、そこでとても美しい女の人に出会いました。ニニギノミコトは、その美しい姫(コノハナサクヤヒメ)と結婚したいと思い、姫の父親にお願いしました。父親は「姫を嫁に欲しいのなら、姉(イワナガヒメ)の方も一緒にもらってくれ。」といって二人の姫をくれました。
ところが、ニニギノミコトは美人ではないお姉さんを「いらない。」と家に返してしまいました。返された姫は大変腹をたてて「神様の子も人の子も、生きているものは必ず死んでしまうようにしてやる。」と呪いをかけました。
さて、ニニギノミコトと結婚したコノハナサクヤヒメのお腹には赤ちゃんができました。しかし、ニニギノミコトがそのことを喜ばなかったので、コノハナサクヤヒメはとても悲しんで「この赤ちゃんが本当にあなたの子ならきっと生き残るでしょう。」といって自分の部屋に火をつけてしまいました。
メラメラと燃える火の中で生まれてきたのが、ホノスソリノミコト(ウミサチヒコ)・ヒコホホデミノミコト(ヤマサチヒコ)・ホノアカリノミコトの三人です。
続く。
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