ひとり社長の備忘録

小さな会社経営・自由に暮らすひとり社長のブログ

不動産

大規模な区分所有マンションなのに再建築ができないという稀な物件があります。

建物を建築するには敷地が建築基準法上の道路に接していなければならず、道路と敷地の間になにかしらの理由で他人の私有地などがある場合は、その所有者から許可を得るなり、借地権を設定するなり、買い取りするなりしなければなりません。

マンション敷地の元の地権者(地主)やマンションを建設した建設会社などが、わざと道路と敷地の間の土地に所有権を持ち続けている場合がよくあります。※意地悪です。

このようなマンションは低金利の住宅ローンを利用することが難しく、買うにも売るにも苦労します。カテゴリ的にはキャッシュ案件として扱われて価格が伸びません。

別の案件ですが、地主から建築できる土地ということで真っ当な価格で土地を買い、建築許可を得て建物を建てた後に、隣地から境界線を押し込まれる訴訟を起こされ、不要な土地と交換するという訳の分からない案を受け入れてしまい間口を1.7M(2M必要)とされて再建築不可となった戸建てもあります。超意地悪です。( ;∀;)

街を歩いていると何の変哲もない建物が沢山建っておりますが、所有権や借地権、相続争いや境界争いなど、見えない問題を抱えている不動産は山ほどあるものなのです。( ´艸`)

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