ひとり社長の備忘録

小さな会社経営・自由に暮らすひとり社長のブログ

不動産の仕事

底地(借地権付き建物の土地部分)の買取り査定を受託しました。所有する一帯の底地を地主が不動産業者に一括で売却したのだそうです。稀にある話ですが、往々にして借地権者は驚き慌てます。( ´艸`)

地主が変わるということは、所有する資産にも生活にも影響を及ぼす可能性があるからです。( ´艸`)

一帯の底地を買い上げた不動産会社は例に漏れず、間(別の不動産会社兼コンサル会社)をかまして借地権者に底地購入を打診しているそうです。( ´艸`)

地主と借地権者が直接交渉することは好ましくない(些細なことで絶交状態になりかねない)ので、委託費用は掛かりますが別業者を立てることが得策です。

今回は「コンサル会社が打診してきた底地買取金額が妥当か」を調査します。( ´艸`)

現地を確認し、区役所調査を行い、取引価格、公示価格、路線価格を調べます。このようにして多角的に買取金額の根拠を探って行くのです。( ´艸`)

今回の価格根拠は、路線価※表通りと裏通りの路線価の平均値から算出されたものと判明しました。( ´艸`)

周辺エリアはスタンダードに取引価格>公示価格>路線価格のバランスを保っているので、路線価格を適用した買取価格の提示は「悪くない」という判断になりそうです。

価格は良しとして、次に「底地を買い取るメリットがあるのか」が焦点になります。

大金をはたいてまで買う必要があるのか?

底地を買うことで資産価値が上がるのか?

接道義務や通行掘削などの諸条件を具備できるのか?

毎月数万円払って借地として借りていた方が良いのでは?

取得費をどこから調達するのか?

果たして今なのか?

そこまで突っ込んだアドバイスをして、初めて「仕事」と言えるのです。( ´艸`)

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