ひとり社長の備忘録

小さな会社経営・自由に暮らすひとり社長のブログ

新サービスを考える

私は、昔から新しいサービスを考えることが大好きな性分でした。斬新で、便利で、人の役に立ちそうなことは無いかな?と考えるのです。しかしアイデアだけで、ビジネスセンスと実行力が足りない為、実行されないか若しくはやってもうまく行かないかどちらかです。それでも「まあいいや」と楽しんでいるのです。

まだビデオカメラが高級品だった当時、子供の運動会等で動画を撮れる家庭と写真だけの家庭と2極化した時がありました。そこで考えたのが、「ビデオカメラのレンタル」です。子供の動画も残すことができ、親として見栄も張れるし、動画を取るのは行事ごとだけなので、わざわざ高額なビデオカメラを買わなくてすみますし、何より喜ばれるサービスだと一人でルンルンしていました。

早速、なけなしのお金をかき集め(当時のビデオカメラは20万円位でした)ビデオカメラを買ってきたのです。(この辺りまでは行動が早いのです)

そして当時のパソコンを駆使してチラシを作りました。当時はネットサービスがまだ脆弱だったので、貸出については実店舗を検討しました。しかし店舗を借りるのはもったいないので、コンビニやレンタルビデオ店に置いてもらい、売り上げのパーセンテージを支払う形を考えました。(ここまではスモールビジネスでいい感じです)

しかし、ビデオカメラが1台しか無いので、間借り交渉もかっこうがつきません。

仕方なくレンタルビジネス用に携帯を借り、チラシに携帯番号を記載し、大量に印刷して一人でポスティングをしてみました。

するとチラホラと電話がかかってきました。電話にでると何やら怪しい感じの人が多いのでした(笑)。貸したが最後、1台しか無いなけなしのビデオカメラが帰ってこないかもしれません。

身分証の写しをとっても、料金前払い制にしても、担保になりません。色々と付け加えるとサービスの手軽さが無くなるのです。機械の故障で録画されていなかった時や、落として壊れた時や、盗まれてしまった時はどうするのか。色々と考えました。

そして最終的に行き着いた結論は「やーめた」となったのです。

残ったものは、なけなしのビデオカメラと大量のチラシとワクワクした思い出だったのです。

 

f:id:one_president:20200423091416j:plain

写真はイメージです

※「ひとり社長の備忘録」毎日更新中! ★いつも当ブログへお越しくださり誠に有難うございます★