ひとり社長の備忘録

小さな会社経営・自由に暮らすひとり社長のブログ

将来への布石

若い頃から毎月の給料を紙に書き出し、収支をメモしておりました。

毎月の収支残高は数万円で×12ヶ月してみても1年間の貯蓄額は数十万円、10年間マジメに働いて数百万円しか手元に残らないことに落胆していたのでした。

実際は昇給等もあることなので、手元残高は過小評価している部分はあるにせよ、上司の給料が頭打ちと考えていたので、その程度の年収と手残りが今後10年先における想定できる既定路線と考えていたのだろうと思います。

私の場合、それでは「人生、夢と面白み」が無いではないかと思い、どんどん転職を繰り返して行きました。同時に転職は大きなリスクを伴うとともに、若いうちしかできないと踏んでもいました。

転職する場合、スカウトや高度人材以外は、その都度、末端兵からやり直し、仕事や職場や人間関係に慣れる迄に数年はかかり、その間の収入も下がります。周りが一つの職場で順調に出世し年収を上げている最中、それを横目に、とても苦しい期間が続きます。

それでも、自分がその職業に合っていればラッキーですが、合わなければ次の転職が待っています。右往左往している間に歳を取り、採用の年齢枠から外れて行き、「転職失敗組」となれば、いい歳になって不安しかありません。それが怖くてあえて転職しない事を選ぶ人が沢山いるのも事実です。

転職を続けていると、「どこでも生きていけるや」と思える強いメンタルを持てる反面、自分の柱となるべき手に職が着かないというジレンマを感じます。

私の場合、ガテン系システムプログラム、不動産業へ流れてきたのですが、各業種、求められるスキルが全く違く、その度に大変苦労しましたが、生憎、一人不動産業におけるスキルが各業種を通じて身についていたことで、今はその集大成といった感じで楽ちんです。

一見、無謀で繋がりが無いように見える転職であっても、最終目標を達成する為の布石となる転職であれば、「転職成功組」になれると思うのです。

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