ひとり社長の備忘録

小さな会社経営・自由に暮らすひとり社長のブログ

会社の体(てい)

会社としての体(てい)は大切だと思います。見た目は特にです。

人間は、誰もが自分は有能だと思っていたいし、「自分は偉い人と知り合いだ」と自慢したくなる生き物で、立派な自社ビルを所有していれば、周囲への無言の自慢にもなりますし、それが知り合いなら、あの会社の社長は私の知り合いだと自慢できます。

 そうであれば、立派な自社ビルに大勢のスタッフを抱える社長になる事で、「顔が広い好きの人々」を取り込める事になりそうです。

私としては、こちらが相手を知人であると認識している事より、相手が自分を憶えていてくれた方が、自分にとっては財産であると思うのですが。

もし、今から私がそういった社長になったとすれば、今まで隠れていた「顔が広い好きの人達」がわんさか出てくるかも知れません。その方々が沢山の人を紹介してくれるのであれば、それはそれで商売の手法としては人の心理をついていて面白いのかも知れません。

実際問題、(勝手な偏見ですが)オフィスも無いノマドワーカーに大事な仕事を依頼することには躊躇いが生じます。

一方で、店舗や事務所、倉庫、自社ビル等、目に見える不動産があることで、お客様が安心感を得るものだということは理解できます。それが立派であればあるほど。

しかし、お店や倉庫やスタッフを維持管理するには多大な経費がかかります。体(てい)を取るか、体(てい)を取らずに損益分岐点を低く保ち最低経費経営するのか。

この選択(経営スタイル)もどちらが正解というわけではなく、自分の器量を理解し、どちらの道を選ぶのかということだと思うのです。それこそ私にはムリなのですが、大きな企業の代表者というのはかっこいいと思うのです。

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