ひとり社長の備忘録

小さな会社経営・自由に暮らすひとり社長のブログ

恐るべし金融機関

昨日、友人からの紹介物件をプロジェクト融資を受けるべく某金融機関へ相談しました。その金融機関から、毎年、数回のプロジェクト融資を受けて不動産の買取再販を行っております。過去に手掛けたプロジェクトは事業計画通りに終え、一度のジャンプ(最終返済期日を超えること)も滞納もありません。昨年、良心的な担当者のもと、その金融機関を通して、私には珍しく社用車の購入もしました。決算も3期黒字の状態で、毎年少しづづ内部留保も増えてきている状況です。

今回の物件はH17年築のファミリータイプの区分MS。JRの駅からも徒歩圏です。

物件の担保力もまずまずです。が、しかし、「まさか」のプロジェクト融資を断られてしまいました。

上席の方の話では、今般のコロナ禍の影響で、不動産会社への融資枠(総量規制)が上限に達し、貸出ができないと言うわけです。

思わず「本当ですか?」と聞き返したくなるような話です。運転資金の事業融資ならともかく、不動産担保のあるプロジェクト融資がダメというのであれば、買取り再販業を柱とする企業は倒産してしまいます。なんとも恐ろしい話ではないでしょうか。

金融機関が傘を引き上げ始めた前兆かもしれません。金融機関は「晴れた日に傘を持ってきて、雨の日に傘を取り上げる」と良く言われますが、借りる側の会社の経営状態がどうであれ、大雨が降ってきたら自分が濡れないように傘は貸さないし、貸した傘も取り上げるという意味なのかもしれません。

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