ひとり社長の備忘録

小さな会社経営・自由に暮らすひとり社長のブログ

不動産市況

仕事柄、不動産の市況を常に気にしています。現在の市況から推測される今後の市況です。

不動産は、株の相場よりは動きが遅いので読みやすのですが、それはあくまで読みであり、予感が的中するとは限りません。

昨年の末頃は、今年の夏のオリンピックに向けて不動産相場も、「いよいよ天井MAX突き抜けるのか」と思っていましたが、実際は、まさかのコロナショックで相場は混とんとしています。

ここ数ヶ月間、国や金融機関は、既存企業の救済という名目で市場に資金を流し続けてきました。

余り大きな影響を受けていない不動産業界も、コロナ融資という名目でジャブジャブと資金を調達しました。

この状況下でも、あるところにはお金はタンマリとあるものです。

不動産を売る側からすると、今、売却するば「コロナ指値」を受ける可能性が非常に高いと言えます。また、最近は、せっかく購入申込が入っても、キャンセルも多いそうです。

不動産を買う側は、「今はコロナの影響で不動産を買う人なんていないでしょう」というスタンスで、売主が弱り値段が下がるのを、したたかに待っています。

株の板情報と同じ原理で、購入側が一気に引き始めると、売却側もそれに引きずられ価格が下落して行きます。冷静に考えると、今の市況は購入側の方が優勢だと推測できるのです。

意図的では無いにしろ、大多数の購入側が「コロナが少し落ち着いてからでもいいか」となれば、売って利確したい側は、値引きをしても売却に応じるのではないでしょうか。

そうであれば、指値が刺さる市況になりつつあるのかもしれません。

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