毎月、多大な販管費の支払いに追われる経営は胃が痛くなります。お勤め人の時は、毎月の給料日が遠く感じ、経営者になれば毎月の給料日の到来が想像以上に早く感じます。
経営者として、毎月の固定費は、「支払うべき費用」だと頭では理解しているものの、その金額が大きいと「何故こんな大金」を毎月支払わなければならないのか?と思ってしまう「異常な精神状態」に陥ります。
販管費の中で「家賃と人件費」の割合は高く、どんな企業に於いても場所と人は「無くてはならない」存在だということなのですが、ココが膨らむとそれだけでは留まらず、様々な経費が同時に上がっていくのです。
特に「税金」は顕著に比例して行きます。そして途中から「税金を支払う為に働いている」ことに気づき始めるのです。
国が定める税法は、要約すれば「民から年貢を吸い上げる仕組みであり」それは何千年も連綿と続き、時代に沿ってアップグレードされ続け、常に最適化状態にあるのですから、一個人が太刀打ちできる代物ではありません。税法に対抗する唯一の手段は「所得ゼロ」状態にすることです。しかし、それでは生活が成り立ちません。
「売上げ」と「キャッシュフロー」と「税金支払い」のバランスを如何に最適化していくのかということが、経営のコツなのでは?と最近感じております。
会社が大きくても小さくても「コア」な部分は変わらないと仮定した時に、その部分を経理や会計事務所へまかせるのではなく、自分で触っていたいと思うところが、「小さい経営者」なのだなと実感するのです。
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