あと15年も経てば、ひとり社長もまさかの還暦です。不謹慎ですが、その間に、親や年上の方々が相次いで他界して行く可能性も否めません。良く知る有名人が他界して行くニュースは、いつ聞いても寂しいものです。私も含め、社会全体が同時に歳を取るので当たり前なのですが、確実に「死」が近づいていることを意識させられるのです。
今年も既に8月後半に差し掛かり、例年の如く1年間はあっという間に過ぎ去ろうとしています。私自身、今の調子で堅実に商売が継続できれば、それなりに楽しい人生を送れるのではと楽観視していますが、未来は誰にも予想できません。突然、第三次世界大戦が始まるかもしれないし、がんに侵されて闘病生活が始まるかもしれません。逆に、投資が大化けして億万長者になるかもしれませんし、突然、孫が生まれてくるかもしれません。どのような未来があるにしても、気力と体力がピークアウトして行く今後の人生において、見合う準備が必要になります。
走り回れる若い時は「攻撃は最大の防御なり」の言葉通り、前がかりの戦術も力を発揮しますが、体力の落ちるベテランには不向きな戦術です。地味で華がない「堅守速攻」型の方がリズム的に合うのかもしれません。または、無駄に逆らわず、流れに合わせてしなやかに生きて行くのも手かもしれません。どちらにせよ「無策」は愚の骨頂です。自分の年齢に合わせた戦術は自分自身にしか練れません。自分の人生を上手くメイクして行く為に、「ぼんやり」とした戦術を「はっきり」させておく必要性を感じているのです。
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