ひとり社長の備忘録

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鬼の鎌倉市

鎌倉市内に所有する物件の土地の一部を、鎌倉市へ譲渡することで纏まっている話があります。

建築基準法上の2項道路に指定されている道路のドンつきに、その家は建っています。

鎌倉市との協議の末、当該物件の敷地が道路に接する間口2Mを確保した状態で、2項道路の終点地を確定する為に、当該敷地からの道路提供部分(セットバック部分)を鎌倉市に譲渡します。

隣地の方も同じように敷地提供をするのですが、昨年、隣地が売買される機会に、隣地を仲介する不動産会社、測量士土地家屋調査士と何度か打合せをして、当方所有土地に関して、鎌倉市へ提供する部分の土地を計算し、分筆・登記までしておいたのですが、鎌倉市の建築指導課と道路課は2項道路に関する別々の考え方があるようで、道路を完成させる為には、分筆登記した土地では足らず、更にセットバック部分を算出し、結局、2筆を鎌倉市に譲渡することになったのでした。

譲渡敷地面積は0.38㎡。1㎡20万円だとすれば76000円です。

鎌倉市の主導で、譲渡金額の決定、売買契約書類作成を行ってくれます。

がしかし、肝心の譲渡金額は、なんと「1746円」です。一瞬目を疑いましたが、間違いなく「1746円」と書いてあるのです。1㎡=4,593円、1坪=15,183円という激安価格になります。鎌倉市内で坪15000円なんて考えられません。行政のやることは、常識外の規格外なのであります。

しかし、晴れて前面道路が鎌倉市所有の公衆用道路に地目変更されることは、敷地の価値が上がることに繋がりますので、今回は100歩譲って、譲渡することに決めているのです。

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