ひとり社長の備忘録

小さな会社経営・自由に暮らすひとり社長のブログ

生きるのはそう甘くない

「お金と時間」をバランス良く手にする。一般人にとって理想郷ですが、そう簡単に両立できるものではありません。実際に、生きて存在しているだけで、税金を含め、それなりにお金が必要になり、国はタダでは生きさせてくれないからです。収入に対して、年貢と生活費が割高設定されている日本では、ひっそりと暮らすだけでも、それなりに働かなければ生活が成り立たないのです。

ここ東京に住むには、寝るだけのワンルームでも月5万円、(電気ガス水道)光熱費1万円、携帯代7千円、食費3万円、国民保険3800円、NHK1200円、ざっくり合計102000円かかります。服も買わず、遊びにも行かず、一食333円、職場⇔家の生活だけでも、これだけのお金が最低限必要になります。

2020年8月現在、東京都の最低賃金は1,013円です。102,000円を稼ぐには、ざっと100時間必要になります。1日8時間働ける環境なら12.5日です。休みを考慮し、月稼働25日とすれば、月の半分働いて、やっと最低限生活できるというわけです。

正社員として働く事が叶わなかった大勢の人は、恐らくこの生活を強いられていることでしょう。そして、残り半月で稼いだ10万円で人生に華を添えるのです。そこから少しでも貯金しなければ、10年後、20年後も、その日暮らし状態の日々を送ることになるのです。

今後は更に、最低時給のアルバイトやパートに就けない可能性も高くなります。AI等の技術の発達、または外国人労働者流入が見込まれるからです。

我が家の子供達が、将来どんな仕事に就けるのか、くっきりとした未来が見えてこないのです。

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