ひとり社長の備忘録

小さな会社経営・自由に暮らすひとり社長のブログ

年収と幸福度

年収と幸福度の関係は昔から多角的に議論されております。ノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマンは、年収が800万円~900万円に達した時点で幸福度の上昇は横ばいになるという研究結果を公表しております。

感覚的には、年収が低いところから徐々に高くなるにつれて幸福度も上昇しますし、生活もゆとりが持てるようになります。年収が多ければ多い程、幸せな気分を味わえそうなものですが、実際はそうでもないということでしょう。

研究は日本人を対象にしている訳ではないのですが、実際、日本で生活していてもダニエル・カーネマンの研究結果が当てはまっているような気がするのです。

年収を1000万円の大台に乗せたいという人は沢山いると思うのですが、日本の税の仕組みや支援制度を理解していれば、年収を900万円迄に抑えている方が何かと都合が良いことに気がつきます。因みに高校無償化の支援は年収590万円未満が実質無償、590万円~910万円が支援金11万8800円が貰え、910万円以上は支援が受けられません。

いかに制度を駆使しようが、年収900万円の人が年収1000万円の人に手取り額で勝る事はありえません。しかし、下記表のように所得税累進課税制度で重くのしかかるので、大台1000万円越えの為の仕事量に応じた手取り額にならない事にジレンマを感じるのだと思うのです。要は、支払う税金がバカ高くなるので、やる気が失せてしまうのです。

男として、年収1000万円プレイヤーはひとつの理想ですが、その為に「短い人生の大切な時間」が、「割りに合わない犠牲」となるのであれば、その道は遠慮したいと思うのです。

因みにひとり社長になってから自分の年収を気にしたことがありません。普通に家族と幸せに暮らせていれば、それだけでOKなのです。※50歳で資産1億円の夢は持っておりますが( ´艸`)。

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