ミャンマー国軍がクーデターを起こし、またもやアウン・サン・スー・チーさんが拘束されるという事件が勃発しました。軍事政権の誕生です。
その昔、海外赴任先で家族と暮らす白人男性がその国のクーデターに巻き込まれるという映画(海外旅行好きにはおススメ)を見て、「怖っ」と思った記憶が蘇ります。
わが社が関係する宿泊事業に少し絡む話ですが、実は一昨年からミャンマー人留学生の日本国内受入れ事業の下準備を整えておりました。現地に学校をつくり、日本語やマナーを教え、数人程度受入れが決まるタイミングでまさかの新型コロナが発生し、渡航制限の影響で事業が進まない状態に陥っておりました。がしかし、その間に民主系スーチー氏が国軍系野党に選挙で圧勝したことで少しは安堵感があったのですが、まさかの国軍によるクーデター勃発です。これでは選挙の意味ないですね。
ミャンマーの民間企業も、落ち着きのない国の政権交代に対して免疫を持っているようで、国民民主連盟と国軍の両方にパイプを持ち、どちらに転んでも被害が少なくなるようにリスクヘッジをかけているそうです。
一昔前まではここ日本も似たようなものでした。我々も生まれる時代が少しズレれば、今のような平和な生活は無かったわけです。いわば、この平和な時代の日本国に生まれて生活できていることだけでも儲けモンということです。
「自衛隊が政府を拘束し政権奪取してしまう国」と想像するだけでも、ぞっとするのです。
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