ひとり社長の備忘録

小さな会社経営・自由に暮らすひとり社長のブログ

お宝物件

不動産買取りの仕事をしていると、稀に「お宝物件」に出会うことがあります。それは、500mlのコカ・コーラが10円で売っている以上の衝撃です。

信じられないかもしれませんが、手持ちの不動産が「不要」だという人が一定数存在していて、いくらでもいいから買取って欲しいという相談もあるくらいです。また、お金を貰ってもお断りするような物件もあります。

リサイクルショップのように「この位の金額位であれば買い取りますが・・・それでお願いします。」という不思議なことが起きます。

ある人には不要なものでも、ある人にはお宝になるという話は不動産の世界でも存在します。

例えば「海沿いの家」、津波の恐怖や塩害に悩むのが面倒で手放す人もいれば、釣り人やマリンスポーツ好きは好んで欲しがります。

または、投資用でワンルームマンションを購入したが、借り手がつかなくなったので売却する人もいれば、春から大学に通う息子の住処として欲しがる地方の親御さんがいたり。

同じ物件でも、その人の立場や考え方によって見え方が変わります。田舎に住みたい人は東京のタワーマンションなどに興味が無いのと同じです。

弊社で所有している湘南エリアの物件ですが、初めて内見した当時、私の仲間は「いいんじゃない」程度のリアクションでしたが、私は絶対に買うべきと強引に話を進めました。値引き交渉は一切断られ、売主様の提示金額で購入したのですが、宿泊施設として利用することで、すでに購入額は全額回収することに成功し、更に、当時は再建築不可でしたが、鎌倉市との道路協議の結果、建築可能な土地に生まれ変わったのです。

これぞまさに「お宝物件」です。このような出来事が起こり得る「不動産の世界」に魅了されてしまうのです。

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