ひとり社長の備忘録

小さな会社経営・自由に暮らすひとり社長のブログ

貴重な経験

不動産には「この不動産は私の所有物です」と証明する権利証という書類があります。今では、「権利証」は「登記識別情報通知」というものに進化し、変わらずその役割を果たしています。

登記識別情報通知には大切な番号が記載されていて上からシールが貼られています。因みに、そのシールは一度剥すと再度貼ることができない仕組みになっています。( ´艸`)

先日、自宅の住宅ローンの借り換えをしました。みずほ銀行(保証)の抵当権を抹消し、借り換え銀行(保証)の抵当権を設定しました。

その際に登記識別情報通知に記載されている番号が必要になります。超重要な番号が世の中に出てしまう訳です。

私はてっきり、新しい登記識別情報通知が送られてくるものだと思っていましたが、所有権の移転登記とは違い、抵当権の抹消・設定の場合は番号の再発行はされず、シールの剥された登記識別情報通知が返却されるだけだというのです。

万が一、その大切な番号が外に漏れてしまえば、知らないうちに所有権が変更されてしまう可能性だってある訳です。( ´艸`)

もし、我が家を売却する場合、シールの剥された登記識別情報通知を誰が信用してくれるのでしょうか。(・・?

先輩司法書士の先生も「借り換え制度の問題点」だと指摘されておられました。

借り換えをしたおかげで、大変貴重な経験をすることができました。

この際、登記式識別情報通知の失効・再発行の手続きをしてみようと思います。不動産業界でも、この手続きを経験したことのある人はごく僅かだろうと思います。

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