ひとり社長の備忘録

小さな会社経営・自由に暮らすひとり社長のブログ

仕入れの判断

スルガ銀行による不正融資が活発に行われていた時期に購入された一棟マンションの現調へ行きました。

僅か2年弱という短期間で債権がスルガ銀行から債権回収機構へ移っていました。

その時点で所有者はただの無力な所有者となり、債権回収機構が実権を握ることになります。

毎月の賃料収入は差し押さえられ、空室の新規募集をかけるためのリフォーム工事などをすることもできなくなります。

債権回収機構がスルガ銀行から幾らで債権を買い取ったのかは不明です。少なくとも賃料差押から2年間分の賃料収入を得ているはずなので簿価は下がっているはずです。

今回、未公開物件として紹介を受けたのですが、少々お値段が高そうです。どちらかと言えばエンド価格に近く、中長期保有目的でないと数字が合わなそうです。

ここにきて現金での仕入れが続いていますので、手持ちキャッシュが薄くなりつつありますし、残りのキャッシュを全額、更に借入れをしてまで突っ込むほどの大きな利益は見込めないと判断し、今回は仕入を断念することにしました。

不動産の仕入れはシビアかつ大胆さが必要です。併せて、長年培った直感とスピードも大切です。

「これは行けるぞ」と思える案件は年に数回程です。ファーストコンタクトでムムムとなるならば、その案件は絶対に儲からないと確信できます。

頭を切り替えて次の新しい案件を待とうと思うのです。^_^。

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